いやー凄かった。壮大だった･･･！
色んなものが交わって、重なって構築されていく世界観に呆然としながら読んでました。

今回も一人一人活躍する場面がありました。
複雑で絡まった国の関係、人間の関係が、徐々にほぐれていくのが分かりました。
チャグムと帝との最後のやり取りは良かった。
分かち合うことはないけれど、それぞれの「信念」が見えてきて。
終盤に差し掛かった時、もうすぐ終わる･･･と思いながら読み進めていったのですが、最後のほうはスーッと鳥肌が立ちました。あの長かった物語が終わる瞬間、みたいなものを感じて。でも、この先を案じさせる、「未来」が開けていくような余韻を残す終わり方が心に染み渡ってきました。

個人的に、挿絵担当の二木さんがジブリアニメーターだったことに驚きました。
そうだったのか･･･！背景の描き込みがすごく綺麗だなあと思っていたんですよね。
ちなみに、私のお気に入りのシーンは、チャグムが宝石の入った袋を海の上に突き出すシーン（『神の守り人・第一部』P.104）です。何故かあの絵は忘れられないです。

今まで表紙のみで挿絵なしの守り人シリーズを読んでいたので、挿絵ありの『神の守り人』を読んだ時は、ちょっと戸惑ったというのが本音。タンダとトロガイのイメージが想像していたのとは違ったので。でも、バルサとチャグムはぴったりでした。
挿絵には賛否があると思いますが、想像力があまりない私にとってはありがたかったです（笑）


やっぱり守り人シリーズは、何と言っても世界観が凄いですよね。
あまりにもリアルに書かれているため、実際に存在するかと思って調べたくらいです（笑）
まだ感想は書き足りないですが、細々と書くとキリがないのでここまでにしておきます。
とにかく守り人シリーズを最後まで読めて良かったですｖ
この出会いに感謝！！

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